●LEDで翼端灯・尾灯をつくる

ちょっとした機体のドレスアップとして翼端灯や尾灯、衝突防止灯などをつけるやりかたをご紹介。
簡単で費用もあまりかからないのでお勧めです 。

 

こんな感じに仕上がります

翼端灯尾灯

ラジコン機に翼端灯・尾灯を組み込むのはとても簡単で、雰囲気を盛り上げてくれます^^
日中は太陽光でほとんど発光してるのが見えませんが、夕方頃から灯火が確認でき、違った機影を楽しめます。
LEDは重量も軽量なので搭載しても重量は殆ど変わらないですし、消費電力も凄く少ないので飛びへの影響も気になりません。
ストロボ風のLED灯火を付けてみる記事は→コチラ

 


●航空機の外部灯火

飛行機の航空灯

実機の明かりはこんな感じのがついてます。
夜に飛行機が飛んでるのを見ると よくわかります。
航空灯(位置灯)
航空機の進行方向と位置を示す為の灯火です。
右翼端に緑色,左翼端に赤色,尾部に白色と定めれらています。
衝突防止灯
航空機相互の衝突を防止するための灯火です。
胴体の上下に付けられた赤色で点滅するストロボがついています。
更に白色で点滅するストロボが翼端や尾部についてたりします。

 

 

●LEDを用意する

砲弾型LED 拡散キャップをつけたLED

LEDは一般的な5mm砲弾型LEDを使います。
翼端灯と尾灯の場合、用意するLEDは3色。翼端灯に赤と緑、尾灯に白または電球色のLEDを使います。
衝突防止灯として胴体に赤の点滅灯をつける場合は、勝手に点滅する自己点滅LEDが手軽です。

空に上がると、意外と光が減衰して見えにくくなるのでLEDは出来るだけ明るい超高輝度タイプがお勧めです。
写真のようにLEDの光は先端からスポットライトのように光を放射するので、見る角度によって光が見えなかったりします。
なので光を全方位に放射させる拡散キャップをつけると良くなります。

※LED等のパーツ入手はページ一番下を参照してください。

 

 

●試しにLEDを点灯させてみる

LEDをCRDでつける

LEDを点灯する為に一番手軽なCRDという部品を使ってLEDを点灯する方法を紹介します。
点灯するのはとても簡単、極性に注意して上の図のように繋げば点灯できます。
CRD無しでダイレクトにバッテリーに繋ぐと、一瞬でLEDが壊れるので注意して下さい。
電源は、LEDとCRDへの電圧の関係で7V程度が必要になるので、リポ2セル以上の電源が必要です。
必要な電圧があれば、CRDが働いてリポのセル数による電圧差に関係なく点けることができます。
※ LEDやCRDなどのパーツの極性などについて詳細はこちらを参照してください。

 

 

 

 

●LED用の電源をバランス端子から取る

バランス端子から電源を取る バランス端子から電源をとるハイペリ

LEDを点ける用の電源はバッテリーから取りますがバッテリーとアンプのパワーラインに、LED用にも線を繋げるのは面倒です。
最近はどのリポにもバランス充電用の端子があるので、ここにピン端子を差し込んで電源を取るのが便利です。
各端子はリポのセル毎につながっているので、写真のように電源電圧がとれます。マイナス端子と7.4V以上の端子を使います。

写真左はDualsky、E-sky、などXHタイプ等のよくある端子。写真左はハイペリオンの端子です。

 

 

●配線図 翼端灯の赤・緑と尾灯白の構成

配線図の左図はCRDを一個単体で15mAか18mAを使う無難な構成です。簡単なので一番おすすめ。
これだと各灯火ごとに一系統ずつCRDを使うので、3個必要です。
右図は10mAのCRD2個を並列接続して、一系統に20mAとしています。 普通LEDの順電流(If)は20mAなので、
この方法が最も安全で明るく点灯できる構成です。 明るく使いたい場合はコレがおすすめ。
だた、一系統にCRDを2個ずつ使うので、CRDの数が倍も必要になってしまうのが難点です。

 

 

●その他、受信機の空いてるピンからBEC電源を取る方法

受信機から電源取る方法 BECから電源とる場合の配線図

番外編です。 受信機のピン端子からは、サーボ等を動かす為の電源があります。
アンプのBECから5Vが供給されています。
5Vでは電圧が不足気味なのでCRDを使う方法だと少々暗くなります。
ですが、抵抗器を使う方法なら本来の輝度で明るく使うことが出来ます。
LEDの色によってLEDの駆動電圧が異なります。なので、それぞれ抵抗値を変えてやる必要があってCRDよりちょっと面倒です。
また、BEC電源では、BECの負担になってはマズイのでLEDは5個くらいまでが適度かと思います。
関連記事>>ストロボ風のLED灯火を作る


●LEDやCRDを繋ぐ配線に必要な電線類と繋げ方

配線に使う電線類 LEDやCRDへの繋げ方

LEDに流れる電流はLED1個あたり最大20mA位が限度なので、極細線で十分となります。
それにラジコン飛行機に載せるので、配線類は出来るだけ軽量なものの方が都合良いですよね。
私は極細のケーブル(0.08sq)を使っています。オーディオQさんで扱っているカラーケーブル10芯などは安く丁度良いです。
もっと軽くしたい場合はコイル等に使われるような細いエナメル線を使うことも出来ます。
LEDやCRDにはハンダ付けで配線をして、ショートしないよう熱収縮チューブで端子を覆います。
注意としてCRDはチューブで全部を覆わないでください。 CRDは通電すると多少発熱があるので、その熱を放熱しないと電流値が
悪くなってLEDが暗くなる事があります。

 

 

●LEDパーツ類を入手する

shop情報

簡単なのはネット通販で、安く手に入ります。又は秋葉原などの部品専門店で扱ってます。

ネット通販の場合、「LED 販売」で検索をすると、お店がたくさんヒットしますね。

有名所ではエルパラさん、オーディオQさん、といった辺りが品揃え値段的にお勧め。

あとは、電子部品専門サイトで有名な秋月電子さん、マルツパーツさんなどもあります。

 

当サイトで紹介しているパーツ類、CRDや抵抗、レギュレータIC、コンデンサ、電線類は

LED通販サイトで大体が揃います。

 

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