航空機の外部灯火
実機の明かりはこんな感じのがついてます。 |
●LEDを点滅させるICを使います(M34-1L、M34-2L、M34-8L)
一番手っ取り早いのは勝手に点滅する『自己点滅LED』を使うのが手軽ですが、点滅の仕方が実機みたいなストロボフラッシュ風とは程遠い
点滅の仕方をしますし、複数の点滅灯がある場合は同期せずチグハグに点滅したりと弱点があります。
そこで、M34というLEDをフラッシュ点滅させる3端子のICを使います。使い方は非常に簡単。
M34には点滅周期の違いで、1L(1秒)、2L(0.5秒)、8L(0.125秒)のように種類があり、この辺は好みで使い分けると面白いと思います。
出力電流は25mAらしいので、M34が1個につき接続できるLEDは2個が限界のようです。
(※他にトランジスタを一個回路に組み込むともっとたくさんLEDを点けれますが、ちょっと面倒臭いです^^;)
IC動作に電源は1.35V~5Vです。電源にリチウムポリマー電池を使う場合、1セルで使う事になります。
電圧が5Vを超えると壊れる原因になるので注意しないとなりません。
●LED点滅用IC、M34を使ったLED翼端灯・尾灯・衝突防止灯
↑のような点灯の仕方で作ります。赤LED3個、白LED3個、緑LED1個を使って、翼端灯・尾灯・衝突防止灯という構成です。
M34は1Lと2Lの2種類を使い、1秒周期に赤色ストロボ、0.5秒周期に白ストロボとしました。
ICと抵抗などメインの配線は基盤上にまとめて作りました。LEDの数が多い場合は、こうしたほうがゴチャゴチャしないでまとまります。
●回路図
回路図です。翼端灯・尾灯・衝突防止灯の全系統なのでゴチャっとしてるように見えますが、単なる並列つなぎです。
電源のBEC(5V)に合わして各LEDに抵抗をそれぞれ入れています。
M34からの点滅LEDは、点灯時間が一瞬しかないので抵抗がなくてもおそらく大丈夫ですが、一応入れています。
●完成品です↓
電源はアンプのBEC電力(5V)を受信機の空きピンから給電すると手軽です。
ただし、LED翼端灯・尾灯・衝突防止灯のシステム全体で60mAから最大140mAの負担がBECにかかりますので、
リポのセル数と繋ぐサーボの数によっては、BEC能力的に厳いです。この場合、別電源にしたほうが無難です。
私が試した感じでは、BEC能力3Aのアンプにリポ2セル(7.4V)、マイクロサーボ4個繋いだ状態に、このLED翼端灯
を繋いで使ってみてもOKでした。
しかし、同じ条件で、リポ3セル(11.1V)ではアンプがかなり発熱して危険な感じになりました。
この方法でBEC(5V)をLEDへ給電する場合は、リポ2セルまでにしたほうが良さそうです。
LEDシステムの重さは基盤やLEDと配線を合わせて、6gと軽量で収まりました。配線には極細のモーターコイルを
使っています。(不要になったPC用冷却ファンのコイル)
●アンプのBECに負担を掛けないようにLED専用BEC(自作)を設けてみました。
アンプ内蔵のBECに負担をかけないように、別途でLED用にBECを設けたバージョンです。リポ3セル以上ではこうしたほうが安全。
とはいえLED専用なので、負荷を気にしないでいっぱいLEDを搭載したい場合向けです。
自作したBECはLM-317(最大1.5A)というレギュレータICを使いました。↑の写真の状態で重量5gです。
>>LM-317を使ったBECの作成について
BECに放熱器をつけないでテストした結果、リポ2セル(7.4V)では350mA、リポ3セル(11.1V)では200mAまで素手で触れる温度でいけます。
なのでLED一個あたり20mAで点灯すると、リポ2~3セルでは10~18個点灯可能。
それ以上の電流を流す場合はBECに放熱器など熱対策が要るので、BECじゃなくバッテリーから直に電源送ったほうが楽ですね。
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