TERRA-P チェルノブイリでの実績と経験が世界で認められるECOTEST社(ウクライナ)の放射線測定器

ガイガーカウンターterra-p

ECOTEST社のTERRA-P(英語版)です。
チェルノブイリ原発のあるウクライナのECOTEST製、β線とγ線を検出できます。
操作ボタンが2つで扱いはとてもシンプルです。
β線を検出させる時は本体裏側のカバーを外して計測させることができます。
同社の上位グレードであるTERRA MKS-05はウクライナ国防省も採用してるそうで
TERRA-Pは家庭用、MKS-05がプロ用です。
大きさはポケットサイズ、2つ折携帯電話とほぼ同じくらいの大きさです。
不満があるとしたら液晶にバックライトがないので暗い場所だと数値が読めないこ
とくらいです。


●個人測定、ガイガーカウンター(TERRA-P)を使った放射線量の測定MAP
出かけた先々で放射線量を測定したので、そのデータをまとめてみました。素人が家庭用放射線測定器をつかって適当に測ったものなので
正確な測定ではないです、特に低線量率では誤差が激しいです。一応の目安として掲載します ^^; (測定は地上から1mくらい)
もっと詳細な汚染マップ→文科省の航空機モニタリング調査、群馬大早川教授の汚染マップ、福島近県の汚染状況google map

 


より大きな地図で EbolaMenJp放射線量個人測定マップ を表示

使用したガイガーカウンターTERRA-Pは測定レンジは0.1μSv~で誤差も±25%あります。汚染の無い地域の平常値0.03~0.08μSvでは線量
が低過ぎて0.08~0.13μSv/h位の幅で数値がバラつきます。低線量の正確な計測はシンチレーション式サーベイメータ等じゃないと無理です。
 

 

terra-p

寸法(120×52×26mm) 重さ110g

 

TERRA-P

裏蓋を外してGM管を出すと、β線も検出できます。

 

TERRA-P

放射性物質が本体に付着すると誤検出するので
汚れないようビニール袋に入れて使っています。

・TERRA-P スペック
高感度GM計数管、検出線種:γ線・β線、測定範囲:0.1~999.9μSv/h ±25%
γ線エネルギーレンジ:0.05-3.00MeV
β線エネルギーレンジ:0.5-3.0MeV
電池:単四乾電池、電池寿命:6000時間、動作温度範囲:-10~50℃

●使用した感じはとても使いやすい
操作がとても単純で日本語マニュアルが要らないくらいです。
右ボタン(MODE)長押で電源ON。電源OFFも同じ操作。
電源ONですぐに放射線の計測がスタートします。
電源投入の直後は線量の平均値の計算をしており、液晶表示が点滅しています。
約2分ほど経つと平均値が出て点滅が終わり、線量を読み取れます。
急激な線量の変動を検知した時も平均値計算が行われ表示が点滅します。

右ボタン(MODE)を押すと表示切替
線量率(μSv/h)→累積値(mSv)→時計→時計アラーム、の順に変わります。
線量率画面で左ボタン(THRESHOLD)を押すと測定値をリセットして平均値の計算
がやり直されます 。

・スリープモード
5分ほど無操作だと自動的にスリープモードに入り、表示と検出音が消えます。
スリープモード中も計測は続いていて累積線量を測定しています。
また、スリープでも閾値に達する線量を検知すると機動して警報が鳴ります。
・警報アラーム
定められてた設定値(初期設定0.30μSv)に達すると警報アラームが鳴ります。
線量率(μSv/h)画面で左ボタン(THRESHOLD)を長押しすると閾値設定モードに
なります。右ボタンで桁の移動→鳴動→決定、左ボタンで数値設定と音オンオフ。
閾値は0.01~9.99μSvで設定できます。0.00にすると発報しません。
電源を切ると設定値はリセットされて元の初期値0.3に戻ります。

・時計と時計アラーム
時計機能と設定した時間にアラームを鳴らす機能もついています。
時間設定は警報アラームの閾値設定と同じ要領でセットできます。電源をオフにして
もこちらは設定のリセットはされません。

 

●ガイガーカウンターTERRA-Pをつかってランタンのマントルに塗られているトリウムの放射線を計測してみました。

パッケージ入りに直置きの状態で2.0~2.1μSv/h程度でした。β線も一緒に検出できるようにして計測すると凄い数値になります。
これはトリウムからはγ線よりもβ線が大量に出ているのと、GM管はβ線に対しての検出率が良いからです。なお、β線を検知した状態での数値
はカウンターの示す外部被曝の線量当量としては狂った数値になります。理由は下記を参照。

 

●空間線量の測定について

・空間線量(μSv/h)を測定する時はβ線を一緒に検出してはダメ!
私はつい最近までα線、β線、γ線のどれも全部検出できるガイガーカウンターほど確実な被爆量が測定ができると誤解してました^^;
空間線量は外部被爆で、透過力が高いγ線、X線、中性子線による1cm線量当量という基準で評価されます。

ちゃんとしたGM管式測定器では、β線を金属板やキャップで遮蔽して測定するように出来ているようです。
GM管式ガイガーカウンターはセシウムのγ線で校正して調整がされてるので、β線も一緒に検出してしまうと全部をγ線としてカウント
して計算してしまい、実際よりも測定値が異常に高く出て不正確になります。

・GM管式はγ線の検出が苦手、低線量では検出率が悪過ぎて不正確
低い汚染レベルだと検出できるγ線の量が少なすぎて、線量が実際と違う値で計測される(高めに出る)。
むしろγ線よりβ線の検出が得意なので空間線量測定よりも、β線検出による表面汚染測定に向いてるものだそうです。

・GM管式ガイガーカウンターは正確な空間線量測定に向かない
GM管式ではγ線のもつ エネルギーまで測定できず、γ線の強弱が判らないで計算するので誤差が大きくて空間線量の正確な計測
はできないそうです。(機種によっては計数率でエネルギー特性に似るような補正をしてるそうです)
正確な空間線量の測定にはシンチレーション式サーベイメーターが使われています。 TVでよく役所職員が測定に使ってるアレです。
こちらはγ線への感度が高く、エネルギーを検出できるのでエネルギー補償された正確な測定値となります。
逆にシンチレーション式測定器はα線、β線の検出ができません。
 

参考ページ→放射線・放射線測定器に関する説明

参考ページ→簡易放射線測定器でできるだけ良い測定を行うコツ

・究極の個人計測集計サイト:測ってガイガー!、測定して欲しい場所をリクエスト、それに測定器を持ってる人が応えて測定する方式。
全国各地の最新の放射線量データを閲覧できるサイト:全国の放射能濃度一覧マップ

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