こんな感じに光ります
紫LEDを利用した蛍光塗料の発光はこんな風になります。ハッキリと光って浮かび上がるので暗いところでは凄く目立ちます。
なんと言っても、この怪しげに光って浮かび上がる蛍光塗料の独特の雰囲気が面白いです ^^
複数の紫LEDを照射すれば翼端灯のLEDと比べても、負けないくらい強く発光することも出来ます。 →機体の詳細は現在準備中
● UV-LED(紫LED)とは
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※デジカメの特性からか写真だと明るい青紫で写っていますが、肉眼で見た感じは薄い紫光を出します。
UV-LED(紫LED)って高価ですが、激安の紫LED(中国製など)もあります。10個パック200~500円程です。
激安の紫LEDは波長が400~450nm程で、ほとんどが可視光にギリギリ紫外線も含むようなエセUV-LEDですが、
蛍光塗料を発光するイルミネーションに使うなら十分能力があります。しかも安いので大量に使えます。
選ぶ際はなるべく明るい(光度が高い)LEDがお勧め。当たり前ですが明るいほど蛍光塗料の発光も強くなります。
上の写真のは中国産の紫LEDでスペック、Vf:3.2V、If:20mA
、光度:150mcd、
波長:400-405nm、指向:15°
明るさを紫LEDは放射強度(mW)で表す場合もありますが、10mW以上はないと暗いと思います。
● 紫LEDの光を当てると、蛍光の物が強く光って浮かび上がります。
実験:用意したのは漂白コピー用紙(上)と和紙(下)、そして蛍光ペンです。
これに、さっき紹介した紫LED(400nm)の光を当てると、漂白された紙と、蛍光ペンが光って浮かび上がります。
ただし、400nm波長の紫LEDでは蛍光塗料でも光る色と光らない色があります。
蛍光のレッド、オレンジ、イエロー、グリーン、は問題なく光ります。ブルーもある程度光りますが、あまり強く光りません。
ブラックライト用の塗料で蛍光パープルとホワイトがありますが、この色は全く光りませんでした。
あと、蛍光のオレンジやグリーンなどは紫LEDじゃなくても、青色LEDで光らせる事も出来たりします。
蛍光塗料だけが強く光るのを利用して、EPPやスチレンのシートに蛍光塗料で模様やロゴを塗装して、紫LEDの光を当ててやると
クッキリと光って浮かび上がってきます。白色LEDなどで模様を照らすよりもコントラストが凄く高いので夜は目立ちますよ~。
その他、ちょっと紫LEDで実験。400nm波長の紫LEDでは、お札の日銀印は残念ながら光りませんでした。
ブラックライト(370-350nm)ならばオレンジ色に発光するのを見ることが出来ます。
郵便などで印刷される見えないバーコード(郵便局の区分機という機械が読み取る透明な特殊インクによるバーコード)
では薄っすらピンク色に発光するのが見えました。他にも漂白剤なども青白く光って見えます、特に洗濯したシャツとかw
● 主翼など広い面積に照射する際は、ちょっと工夫
砲弾型タイプのUV-LED(紫LED)だと指向性が強過ぎてスポットライトになり、近い部分を広く照らすことが出来ません・・・
そこでLEDの先端部を少しだけ加工して、指向性が口角状になるようにします。これで広い面を照らし出すことができます。
主翼などでは、翼根付近は口角にしたLEDで、翼端付近はそのまま指向性のつよいままスポットライトにして照らすように
使い分けると満遍なく均一に照らせます。 → 砲弾型LEDを口角状にする改造方法
●UV-LED(紫LED)を利用して製作した夜間用飛行機
これは第一作目の実験機です。16個の紫LEDと、一部(主翼下面)に青色LED4個を使って蛍光塗料を発光させています。
しかし残念な事に設計が悪くフラつく欠陥機だったので、夜に飛行した際に墜落して主翼が半分千切れてどっかに吹っ飛び、
そこに付いてたLEDとCRDを幾つか紛失しました・・・orz 夜飛ばす機体では安定性は必須条件。
蛍光塗料はホームセンターで買った蛍光イエロー、オレンジ、ピンクです。(※蓄光塗料ではありません。)
グリーンに見える部分が蛍光イエローの塗装です。なぜか紫LEDを当てると黄緑色になって発光します。
こっちは第二作目、前作の失敗を踏まえて真面目に作ってみました。昼間のテスト飛行では問題なく飛びましたが、夜間飛ばすには
ちょっとトリムがまだ甘い(操縦の腕も悪い)ので夜はまだ飛ばしてません。使用してるLED数も多いし・・・もう紛失はしたくない。
LEDは、紫LEDを18個使用し、他に翼端灯・白ストロボなども搭載していて、夜に光らせるとかなり派手w
光らせる前と後の様子です。日中だと蛍光イエローが派手に目立ってちょっとダサいですが、夜だといい感じになります。
蛍光塗料は、100円ショップで買った蛍光スプレーと塗料を使用。なぜか100均の安物塗料の方が発色が鮮やかです。