自作機 空撮専用機
空撮については、かなり興味がありました。
当時、カメラ搭載は飛行機の重量的な問題と機体をつくる技術的なハードルにより夢でしかなかったのですが、
その頃から比べれば現在ではカメラは軽量になり、EP機での空撮もかなり気軽になったと思います。
そして、空撮機を作るきっかけになったのは、AirPictures というサイトの空撮映像を見てから 。とても美しくて感動です(^^)

 

当初、空撮機には高画質な映像を得たかったのでムービーデジカメを搭載しようと計画していたワケですが、
墜落のリスクと高高度でロストしてしまう危険性が拭いきれず 空撮にはカメラ付き携帯のムービー機能を
利用することにしています。携帯て落としても壊れないし丈夫だと思うので。
ぶっちゃけ、空撮機といっても小型機なので 揺れが激しいので携帯のカメラでも十分な感じです。

そのうちは、もっとちゃんとしたもので撮影したいですね。

 

THUNDERHEAD (サンダーヘッド)

私語を慎めと何度言ったら分かるのだ―――。

機首部分へのカメラ(携帯)搭載のため頭でっかちになってしまいました。
決してカッコいいフォルムではありませんが、撮影を優先した結果によるものです。
機首部分はテレフォンカード大の面積の空気抵抗を発揮してしまうせいで、グライディングは非常に良くない。
せっかくの大きな翼とフラップ機能も この空気抵抗で全部相殺されている気がします。
空撮優先で今回は飛びを求めていませんが、風を受けてふらふらしてしまうのも考え物です・・・・ 。

ボディは全てEPP(3mm厚、主翼2mm厚)
モーター:ハイペリオンZ2205-34
アンプ:DUALSKY XC1812BA
バッテリー: E-MAX 500mAh 3S
受信器: GWS GW/R-6NII/H 72MHz
サーボ: 
GWS PICO-STD ×4
幅95cm×全長63cm
全装備重量:240g

(E-MAX 500mAh 3S、カメラ未搭載時)
スロットル・エレベーター・エルロン・フラップ・ラダー

の5ch。

 

さて、搭載するカメラ付携帯の重量は、余裕で100g以上あります。
コンパクトな小型デジカメよりも重いかもしれません(T_T)
私の持っている携帯は閉じた状態ではムービー録画ができないので 開いた状態での搭載
にしなければならず、カメラの位置も携帯正面で機首が大きくなりカッコ悪いです・・・・(T_T)
携帯のサイド部分にカメラが付いている機種であればすっきりさせられるんですが仕方ないです 。

今までで一番重い重量物を積むので できるだけ大きな主翼にしました。スパンは950mmです。
予定では、カメラ搭載しての運用全備重量は300gを目標としましたが厳しかったです 。
地上でのタキシングがしたくてラダーを装備。更にエルロンをフラッペロンにして低速でも飛べる
ように設定してしまいました。
欲張った結果、今までで最大の5ch機となりました・・・・


今回も主翼リブは型を2つ作ってスチレンボードをサンドして電熱線でカットして大量に生産する方法で作成。とても楽ちん。
尾翼はカーボンロッドで主翼へ繋ぐスタイル。主翼とカーボンロッドの付け根は応力が掛かるので、補強を入念にいれます。
尾翼を付けた時ここがちょっとでもずれていると、小さな誤差が大きくなるので注意して作りました 。

 

主翼を組み立てて、エルロン用のサーボを組み込んだ様子。
この時に、思い切って主翼端の翼端灯用の配線も組み込んでしまいます 。主翼が出来上がった後では隠蔽配線は難しいですからw 。
そして大詰め、左右分けて作った主翼を連結します。上半角もココで決めます。ここで捩れたりずれたりしたら全てが台無し。

 

主翼が完成したので記念撮影、誤差もほとんど無いので満足。
この時に気がつきましたが、尾翼のサーボの配線をするのを忘れてしまいました(T_T)。
もうロッド内部を使った隠蔽配線が難しいのでロッドにチューブを被せてその下に配線を隠す事にしました 。
そして翼端部 。 高輝度LEDを2つづつ搭載、前後へ光を放射して視認性を確保。
今回は翼端はEPPブロックを削って滑らかに処理することで、空気抵抗が減るようにしてみました、LEDの保護も兼ねています 。

 

ボディの作成作業へとりかかります。なぜか私は、ボディ作りになるとテンションが下がります(*_*) 悪い癖です。

カメラの積み込む部分が 設計図よりも実際組みあがってみると大きく感じます。想像以上に空気抵抗になりそう・・・。
搭載する部分は着陸時や前から落とした時に備えてEPPシートを2枚重ねて、カメラを衝撃から守るよう重装甲です。

 

尾翼の製作作業。 今回はカメラ搭載で重心位置の問題から後ろを重くしないといけなくなりました。
そこでラダーとエレベーターは、胴体からリンケージするのではなくて、尾翼にサーボを直接搭載してそこからリンケージしました 。
メカ類が機外に露出してしまうのは、耐久性と空気抵抗の問題でできれば避けたいんですが、今回は目をつむります 。

垂直尾翼を2つに分けたのは、プッシャーにしたせいでペラの後流が直に尾翼にぶち当たり癖が出るのを嫌ったからです 。
エレベーターには若干 後流が当りますが、そんなに干渉しないので 効きはマイルドです 。

尾翼へ搭載した高輝度LED尾端灯です。発光色は白色で、ロッドにそれぞれ1つづつ搭載してます。
尾端灯はこちらへ向かって飛んでくる時しかはっきり見れないようになっています 。ただ旋回中は全てのLEDが見えないので焦ります。

一応完成 。上蓋の接着とエルロンとモーターがまだですが・・・一応形になりました(^^)
予定していた重量を大幅に超えたので、モーターとペラをどうするか一旦見直し 。
カメラ搭載の全備重量で350g位あるので、推力200g程度で十分なのかちょっと心配 。推力にはゆとりが欲しいなぁ

 

 

POWER PLANT   :Hyperion Z2205‐34 +GWS EP7035

ハイペリオンZ225ブラシレスモーターとGWS7035をチョイス。コノ組み合わせでリポ2セルだと200gくらいの推力です。
もしパワー不足が感じられたら3セルで運用したいと思いますが、それでも物足りない時のため予備を用意 。

GWS BML002A。たぶんこいつを使うのは末期になってからだと思います・・・w
BML002だと2セルでは使い物にならないですが、3セルで同じペラだとだいだい、400g程度の推力が得られるようです。
値段的にも手ごろで、300gを超える機体を余裕で上回るパワーがあるので、かなり頼りになります。
ただコイツはモーターの精度が悪く、回すと振動があります 。 その点ではハイペリのモーターは優秀です。

   

翼端灯の高輝度LED。
私が今回、翼端灯に採用したのは超高輝度LEDです。至近で直視すると目が痛いくらい明るいです。
夕方や曇天でもはっきりと点灯が確認できます。でも夜だと機影が全く見えないので翼端灯だけ頼りに飛ばすのは危険。

前回は半固定抵抗で電圧調整する回路でしたが面倒でしたので、今回はシンプルイズベストでCRD(定電流ダイオード)を使用。
こいつにより、リポの電圧に関わらず一定量の電流をLEDへ供給できるので、安全だし軽量に仕上がります(^^)

機体にLEDを搭載するための利用方法などLEDの翼端灯ページに詳細を載せています。

   
完成するもやっぱり頭でっかち・・・かっこ悪いけど仕方ないです。
 

フライト

テストフライトVol.01(2.94Mb)
初空撮をしてきました。
若干ですが風がありましたが、とても安定して飛んでくれました 。
フルスロットルにしても反トルクによる癖もなく 、素直に飛んでくれるので

飛ばしやすいです。
ただし、機種部分が抵抗になってスピードが死にぎみです。

ブレーキ効果がでてる感じ・・・
あと風に向かって飛ぶと風を受けてしまってフラフラします。前に進むのが辛そう。
空気抵抗になってしまうのは考えものなので、改善しないとダメですね 。

二回目は場所を変えて、別の河川脇の空き地から 。
一回目の場所の方が広々して障害物とか無いので安全なんですが、思ったよりも

安定して 飛ばせることが分かったので、川の近くで飛んでみました 。
いつもの調子で飛ばすとカメラの映像では、落ち着き無く動き回って綺麗な画が

取れない事が分かったので、ほとんど真っ直ぐ飛ばしています。

アクロバティックな動をしても 思ったより迫力がないのでちょっとガッカリです(^^;)

 

 

 

 

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