自作機 EDF_Test.ver
玉砕{tamakudake}に終わったEDF64+350モーター計画。
その後を継いで始まったのがEDF55。
当初、買ったものの使用できず1年余り眠っていたEDF64を使った機体を作るというのが目的でしたが、

モーターを焼きEDF64を壊したため、55へブラシレス搭載という過激なパワープラントを搭載するとい

うものです。

 

Goibniu (ゴヴニュ)

この機体の本来の目的は、350モーターとEDF64の組み合わせにリポ2Sで、推力が最大でも180g程度しかない

条件下でフライトするというもの。
そのため機体の重量が軽く、かつ翼面積が大きい。そしてミッドシップレイアウトが特徴的。
この機体を基にして、ツインEDF搭載のA-10(Thunderbolt )を作成するつもりでありました。
しかしながら、EDFユニットを64から55へ変更し、かつブラシレスモーターを搭載した事によってそのスタイルは意味を

失った感じです。推力が有り余っていますから・・・・

ボディは全てEPP(3mm厚、主翼2mm厚)
モーター:ハイペリオンP1913-06M

      +GWS EDF-55
アンプ:Waypoint W-EBLESC-25
バッテリー: ハイペリオン 800mAh 3S
受信器: GWS GW/R-4PII/H
サーボ: 
GWS PICO-STD ×2
幅70cm×全長55cm
全装備重量:233g(ハイペリオン800mAh時)
スロットル・エレベーター・エルロン 3ch

 

初めて作るEDF機です。
どこにユニットを搭載しようかと、悩み数ヶ月。図面で足止め状態でした・
私が好む翼長が900mm以下の機体でEDF64を搭載するとなるとジェット機タイプのスタイル
では、機体が大きくならないと寸胴になりカッコ悪い・・・・(T_T)
かといって機外に背負うような搭載の仕方では、あまりにも捻りがなさすぎて面白くない。
結局、主翼の真ん中をくり抜いて搭載することに決めました。
でも図面に描くのは簡単ですが、実際に作るのは厳しかったですこの方法。主翼の強度が著しく悪くなります。
左右の主翼とEDFユニットを搭載してるコア部(EPPブロック)はもうカーボン補強の嵐。
主翼へかかった負荷がEDFのシュラウドへ伝わらないよう、強度を持たせています。
飛行中にもしシュラウドが歪むような事になれば、毎分数万回転してるブレードが逝ってしまいます・・・・・


今回、主翼は強度をもたせるため、リブはいつもより多めです。
カーボンのスパーもいつもの倍入れています。 左右の主翼とコアを繋ぐ根元部分の補強はカーボンスパーとロッド。あとアクリル板です。
上半角は3度つけるつもりです。正確に取り付けるために補強は必要以上にやっています。

 

主翼を組み立てて、ボディに組み込んだ様子。
真ん中の穴にEDFユニットが搭載されます。
ボディには、EDFへの空気を誘導するように加工をしていきます。排気側にはちょっと余裕がないので心配。
かなりの抵抗になりそうで、パワーをロスしそうな感じ。

 

ボディにEDFとメカ類を全部を組み込んだ様子。
吸気側の空気誘導部分は、かなり良い感じに作りこみが出来た。だがはやり排気側には余裕がないのでかなりの負荷となりそう。
メカ類は全てが胴体の後ろへ積み込まれます。機種にはリポだけにして、位置を移動させて重心を合わせる仕組みにしました。
狭い胴体内に全部のメカを詰め込むのは至難の業でした。
放熱するスペースが皆無なためアンプが発熱しないか心配です。
リンケージには、軽量化のために全てカーボンロッドを使用してみました。ちょっと見た目も良い感じになります。

 

完成した当日に、思い切って初フライトに行ってきました。
この日は朝7時、気温マイナス3度。ガクガクブルブル・・・・・・(*_*) 地面が凍って、薄っすらと雪が・・・

 

 

●POWER PLANT :

Hyperion P1913 +GWS EDF-55

GWS EDF-55 へハイペリオンP1913-06M ブラシレスモーター
この組み合わせは、とあるショップのHPで無尾翼機へ搭載されたフライトムービーを見て購入を決めました。
EDF55はダクテッドファンフライでは良く見かけるます。大きさも丁度良いし、モーターへの負荷も適度です。
ハイペリオンのP1913は、最近になってその存在を知りました。アウターローターでトルクを確保しつつ高速回転型。
しかも素晴らしいのは、インナーローター型を搭載するのが普通なEDFに搭載できてしまう点。
値段的にも、手ごろで重量も軽い。更に素晴らしいのが効率の良さで、85%もあります。
EDF55に組み込んで、リポ3Sでフル回転させた後でもモーターは熱くない。ってかぬるい・・・・驚きました。

 

ステータ径: 19mm
磁石長さ: 13mm
重量 :44.5g
外径 mm 23.65
長さ mm 26.8mm (シャフト含まない)
出力シャフト径 :M2.0    
リポセル数 2S又は3S
巻き数: 6T
KV (rpm/V):3100
推奨ESC: 20A~30A

推力を測定してみました。
こんな感じのセットで推力を測りました。アンプ:Waypoint W-EBLESC-25バッテリー:ハイペリオン800mAh3s
最大推力は瞬間的に405g行きました。でもだんだん落ちて380gで落ち着きます。
期待していた以上の推力です。大満足であります。

 

フィルムとミラクルシートを使ってドレスアップしてみました。  

●フライト

テストフライト
初フライト時は、マイナス3度という寒空で、トリムの調整もままならず、

激しいピッチングにあたふた。
してました。結局は上手く飛ばせずに終わってしまいました。
テストフライトでは、あらかじめ把握していた癖を適当に調整してあった

ので、まあまあ飛ばせる感じ。
相変わらずの、強いピッチングが起こり、重心位置を調整したりと色々

しましたが、どうやらエレベーターにEDFの排気が直撃してる事で、

過敏なになっちゃってるようです。
ちょっとこれでは飛ばしにくいのでなにか対策を考えたいと思います。
しかし、1月だっていうのに雪が全く無いうえ、昼間はポカポカ陽気で、

春みたいです。温暖化が激しくなってるんでしょうか?心配。

クラッシュ(2.79Mb)
クラッシュしました。
ハイのままで急激な動きを連用していたら、主翼に耐えられない力が

かかったようで、一気にスパーが全部折れました。

折れた瞬間にEDFのシュラウドへに力がかかって歪んだためブレードを

一瞬擦った音が響きました。

下手すればブレードが逝ったかもしれません。
スパーは中央で綺麗に3本全て開放性骨折状態です。

ここが折れると主翼が終わったに等しいです。

つまり主翼交換です。それは出来ない構造なのでお手上げです。

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