B級ペガサス
ユニオン ゴム動力ライトプレーンのラジコン化 。
竹ひごと木製リブに紙貼りで作る昔ながらのゴム動力飛行機、子供の頃は上手く作れなくて苦戦した思い出があります。
火であぶって竹ひご曲げるの難しかったw あぶったら曲がり過ぎたりして今となってはいい思い出です。
先日、偶然に模型店を見つけたので店内物色していたら、ゴム動力機を発見し懐かしくなって買ってしまいました。
価格は900円程度。コレを使って3chRC化する事にしました。

 

ゴム動力機3ch化計画

本来の用途がゴムを動力に一定の推力を得たら後は滑空というだけのものなので、竹ひごでOKでも、ラジコンとなるとモーターや

バッテリーという重量物を搭載するので、重量が重くなり強度が必要です。
竹ひごと木の棒だけという構成では、強度的に問題があるのでカーボンロッドで主翼を補強をしていきます。

とりあえず主翼だけ補強してしまえば十分と判断しました。 胴体となる木の棒は硬くて丈夫。 
ラジコン部分はスロットル・エルロン・エレベーターの構成で決定 。

エルロンよりはラダー化したほうが手軽ですが、あえてエルロン化です(^^;)。

・ほぼキットのまま、尾翼だけEPP製に紙貼り
・モーター: GWS_IPS-DX2BB-2XCS 
・アンプ: GWS_ ICS-300 J
・バッテリー: DUALSKY Xpower 620mAh 2S
・受信器: GWS_GW/R-4PII/H 72MHz

・サーボ: GWS PICO-STD*1

      /WAYPOINT W-038CL*1
・幅69cm×全長63.7cm
・全装備重量:155g( Xpower 620mAh 2S時)
・スロットル・エルロン・エレベーター 3ch

飛行機のキット中身

コンパクトなパッケージなだけにキットの中身はこれ

だけですw

これで900円かぁって思ってしまう・・・
しかし懐かしい雰囲気満点ですネこれを組み立てる

だけなら2・3時間あればいけそうな感じです。

以下、機体の組み立ての様子です。

主翼の組み立てからスタート。
シンプルな構成なので組み立ては極簡単なんですが、パッケージされてた時に付いた変な癖が竹ひごに付いてます。

こいつが厄介。 火であぶって地味に癖取りして図面のカーブになるように直します。

ネジレが無いように修正し終わったら一気に組み立てて、図面に貼り付け水平を維持したままにしてから1mmのカーボン

ロッドで補強を入れます。

上だけで大丈夫かなーと思ったんですが不十分だったので下へも入れる事にしました。重くなるのが気がかり・・・
捩れ剛性が無い・・・トラスにもカーボンを入れました。これでちょっとはマシに。

 

できた主翼の骨組みに、キットの紙を貼っていきます。
紙貼りて難しい・・・すぐしわしわになります。ピシッと貼るのは熟練の技術が要りそうな感じ。
諦めて無難にフィルムにしてしまおうとも考えたんですが、独特の雰囲気が無くなるので紙でいくことにしました。
しかし、紙貼りは重くなりますね、ずっしりきます。

紙貼り終わったら、エルロンを作ります。
枠フレームの竹ひごはフォルムを形成してるので切断はできないので、残して内側にエルロンをとります。
リブが邪魔で大きくエルロンを取れないので、翼端に作るしかなくリンケージが困難に・・・
大げさなシステムになるけど、ピアノ線と余ったサーボホーンを使ってオリジナルのリンケージシステムを作りました。

 

サーボマウント。
バルサでマウントを作りました 。サーボよりも胴体の木の棒が細いのでサーボの取り付けが直でできず、
しかたないのでマウントで取り付けします。

エレベーターのサーボは WAYPOINT W-038CL、ピクつくので嫌っていましたが、補強すればマシになるので
最近は使うようになりました。ただ、動作的にぎこちないのでエルロンには使いません。
エレベーターのリンケージはキットの余った竹ひごを使用。

 

尾翼は竹ひごに紙貼りではなく、お手軽にEPPシートにカーボン補強したものを使用。
やはりEPPシートを使ったほうが軽くて正確に作れます 。

動力は、50XCギアダウンを使いました。50XCダイレクトでいけると思ったんですが重量が思ったよりかさんだので
諦めてギアダウンユニットのIPS-DX2BB-2XCS を使いました。
これに、EP7060 7.2V で、2.01A 115gらしいです。 実測では瞬間的に120g行きましたが、モーターがヘタって
くるのか、徐々にダウンして110gくらいに落ち着きます。発熱もあるのでヒートシンクも付けてみました。

 

 

完成機:ベースが900¥のゴム動力にしてはイイ感じに。  

 

後日、モーターをパワーアップさせました  

パワー不足気味だったので、モーターを50XCギアダウンからマイクロブラシレスに

変更しました。

これによって軽量になり、パワーは増したので飛ばすのが楽ちんです。

モーターはコスモテックの CT1811 ブラシレス。
推力はGWS6030で140gほど出ています。

 

 

 

フライトの記録  

朝以外は風速3mを超える予報だったので、7時起き、朝の

近所の河川敷は誰も居ない鳥の囀りが気持ちいいのんびり

した雰囲気・・・。
さて、飛びのほうは案の定ゆっくり飛びます

。これだとエルロンあまり意味がない感じ、上半角が無いため

落ち着きがない飛び方をしますw
ただ急旋回ができるので狭い所で飛ばす時はいいかもしれません。
気になる癖は、ダウンスラストが足りないのかちょっと頭上げしや

すい感じです。

動力を小型モーターギアダウンから小型ブラシレスモーターに

換装した後の飛行動画です。

よりパワフルになったので、ちょっとした風にも抵抗できるようになり

50XCギアダウンよりも操縦が楽です。

あと、ちょっとした軽いスタント飛行も出来たり出来なかったりw

宙返りは余裕、調子がよければロールや背面飛行も出来るように

なりました。

 

 

 

 

 

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