EPPを使ってスピナーを自作

自作スピナー

自作スピナー

EPPブロックから削りだして、スピナーを自作しました。とても簡単な方法で作れるのでお勧めです。
また、EPPスピナーは柔らかで丈夫です。シャフトの保護や衝撃吸収の面でも優れています。

 

●EPPでスピナーの製作。 ロングシャフト用

断面図 必要なもの

作りたいスピナーのサイズにEPPブロックをカット。EPPブロックは分厚いものが適します。
薄い場合は何枚か重ねて作ることになります。これを円形に切り取って中心にシャフト貫通穴を開けて置きます。
次に、1mm厚くらいの航空ベニヤなど堅い材質の板を用意します。バルサなど柔らかい材だと力が掛かると潰れてしまい
歪みが出て芯ブレすることがあります。
板を円形にカットして中心にシャフト貫通穴を開けます。

 

ワッシャとナットを接着 ナットの周りに木片を貼り付ける

板の中心のシャフト穴のところにワッシャを瞬間で接着、これが土台になります。次に、シャフトネジが通るM3ナットを瞬間で接着。
接着したら周りに木片を接着してナットが剥がれないように頑強に。ナット周りの木片などに瞬間接着剤をタップリ吸わせます。
瞬間接着剤が乾いたらシャフトを通して、モーターで回転させて芯ブレが無いかをみます。
芯ブレが酷い場合は、モーターで回しながらヤスリで周囲をサンディングしてブレを取り除きます。

土台となる板に、プラスチック用接着剤をタップリと塗りつけて、円形に切っておいたEPPブロックに接着します。
その後に、土台板をサンドイッチにしてEPPブロックを接着します。

 

 

 

 

素体が完成 スピナーの形にザックリ彫刻

完全に接着剤が乾きました。
おおまかにスピナーの形に削ります。良く切れるカッターを使ってサクサクと彫刻していきます。
この時点であまり削り過ぎないように注意。

 

 

ペラが入る溝を切ります。ここを作るのが一番面倒な作業です。ミスしないように慎重に掘り込みます。
出来上がったら、実際にペラを入れてみて現物合わせしながら調整。

 

 

リューターで削ります 完成

リューターにシャフトを差し込んで、回してヤスリにあてて仕上げ削りします。
芯ブレが無くなって綺麗に回るようになるまでジックリと削っていきます。なかなか楽しい作業です。
納得行く形に仕上がったらEPPスピナーの完成です。

スピナーぶ色を塗ります バリエーションも豊富

白だと寂しいので、お好みで色を塗ります。プラモ用のアクリルカラーなどで好みのカラーリングを施すと面白いです。

 

 

 

 

●EPPでスピナーの製作。 ショートシャフト用

こちらは、ショートタイプのモーターシャフトにEPPスピナーを取り付ける方法です。
スピナーの固定はペラアダプタにM3ナットを埋め込んで接着し、このナットにスピナーに埋めたM3ネジで固定します。
ペラに固定されるので多少グラグラします。
なので芯ブレが起き易いので、スピナーの高さは低く抑えた平べったい形にしないと酷くブレます。

断面図 ペラの溝にナットを接着

さて、用意するのは、同じくEPPブロックと航空ベニヤなど硬めの木板1~2mm厚程度、あとはM3の鍋ネジとナット、ワッシャです。
まず、GWSのペラの真ん中には、M3ナットが入る溝があります。ここにM3のナットを瞬間接着剤で接着します。
このペラに接着したナットにスピンナーが固定されますから傾きがないようナットが水平になるようにしてください。

 

 

ベニヤにワッシャを接着してネジを入れる 素体の完成

航空ベニヤを円形に切とって、中心にシャフト穴を開けます。ワッシャを接着してM3の鍋ネジを突っ込んだら土台は完成。
注意。鍋ネジは接着しないでフリーにしておきます。接着するとネジを絞められないです。
あとは、同じようにEPPブロックを円形に切り取って、中心にネジ絞めするときのドライバーを突っ込む穴を開けてから
EPPを土台と接着し、土台をEPPでサンドイッチにします。
後の工程は同じ。ペラが入る溝を切って、カッターで荒削りしてリューターで仕上げ削りして完成。

 

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