サーボの延長ケーブル・ハーネスの自作

市販品だと少々割高ですので、自分できる事は自分で。
それに、市販品はちょっと重たいですよね。
延長ケーブルだけ自分で用意してしまえば簡単に作れますからお勧めです。
自分で作るので、長さとか自由自在です。
コネクタを省く事もできるので、軽量化にもいいかもしれません。

 

●延長ケーブルの入手と・延長の仕方

最初に。受信機へ繋ぐケーブルの各ラインの役割はこうなってます。 茶色又は黒色がマイナス、中央の赤色がプラス(約+5V)電力を供給。
橙色又は白色が信号線でサーボやESC へ、受信した制御信号を伝えています。 
さて、延長用のケーブルですが簡単に軽量なものが手に入るのがUSBやLAN用のケーブルです。
安い奴は100均などのお店でも見かけますね。このケーブルの中身の芯線を利用します。

 

外側のナイロン被覆を線に沿って縦にカッターを入れて剥します。
カッターを入れる時は、切りすぎて奥のコードまで傷つけないよう に加減します。 こんな感じでUSBケーブルには4本の極細線が入ってます。
コレを延長するサーボのケーブルに接続します。半田付けするのが確実です。

こんな具合にハンダ付けします。
3本の線のハンダ付け部分を少しずつずらしてるのは、 ハンダ付けがし易いようにするためと、ハンダ付けした 部分の被覆で
一箇所が太くならないようにする為です。
最後に2mm径シュリンクチューブで被覆して完成です。 ユニット側とコネクタ側の2箇所を同様な作業をします。
延長ハーネスを買って繋ぐよりも断然軽くできるのでお勧め。

 

 

 

 

●手ごろな部品でYハーネスを自作する

ピンヘッダをコネクタに使ってお手軽なYハーネスを作ります。Yハーネスは作りが単純なので簡単です。

ピンヘッダ・ピンソケット ピンヘッダとソケット

ピンヘッダとピンソケットは、電子部品屋さんで売っています。秋月電子さんで20Pで50円くらいです。
今回はYハーネスなのでピンヘッダを2個とソケット1個を3Pにカットして用意。

 

 

端子とケーブルにハンダを馴染ませとく 部品同士を熱してくっ付ける

さて、用意したソケットとピンヘッダにハンダ付けでケーブルを付けていきます。
ソケットやピンなどの小さいところにハンダ付けするのは楽な方法があります。小さい部品同士のハンダ付けは
予めに端子部分とケーブルの先っちょにハンダ付けして、ハンダを馴染ませておきます。
あとは、その部品同士をくっつけて鏝先で熱してハンダを溶かせば勝手にくっ付きます。

 

 

ケーブルのハンダ付け完了 シュリンクチューブを被せます

コネクタにケーブルをハンダ付けが出来ればもう完成間近です。
ハンダ付けしたコネクタ部分に熱収縮チューブを被せてやります。サーボを差し込むの時に向きが判りやすいように
色違いのチューブを使います。透明な収縮チューブを使うのも手です。

 

収縮チューブ被せる ピン側のケーブルを繋げる

コネクタの端子に熱収縮チューブを被せるのが完了。 次に、ピン側のケーブルをそれぞれ繋げておきます。

 

ソケット側のケーブルと繋げる Yハーネス完成

ピン側のケーブルを繋げたところに、ソケット(受信機側)のケーブルをそれぞれ繋げてやります。
繋げる前に、熱収縮チューブを入れておき、それぞれのケーブルをハンダ付けして収縮チューブ被せれば完成です。

 

受信機とサーボをつなげてみた 受信機とサーボを繋げた感じは、←みたいな感じになります。
普通のYハーネスと使い勝手は同じです。
製作に要した費用は200円くらいで、何セットも作れます。
お手軽です。

 

 

 

 

●延長ケーブル、ハーネスにコネクタを付ける

サーボのコネクタを切り取らないで延長させたい場合は市販品でなくても コネクタ部分だけ追加できます。

コネクタに半田つけ

サーボ用のコネクタ、オスメスセット。これを利用します。一個100円くらいです。
これに延長ケーブルをハンダ付けして接続します。
ハンダ付けのとき、ハンダは少量を心がけます。 コネクタは小さい為、あまりハンダを乗せすぎるとはみ出てしまいます。

 

 

コネクタにハンダ付けする

コネクタのメスにケーブルをハンダ付けしたらコネクタのケースに差し込んでメス側が完成です。
差し込む時にケーブルの場所を間違えないように注意。写真のような配置になります。
また、コネクタピンにハンダ付けのときハンダを乗せすぎるとケース入らなくて差し込めなくなりますので注意。
つづいて、オス側のコネクタピンに同じ要領でハンダ付けしていきます。

 

 

ケースに差し込む

ハンダ付けしたピンをケースに差し込んでやります。これをカバーにはめ込めばオス側のコネクタの完成。

 

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