●使用するLEDと回路図
LEDは、OptoSupply 25lm 3chip4.8mm帽子型LED。スペック:Vf:3.1V、If:60mA、25ルーメン(60mA) 指向:150°
白色LEDと、ウォーム(電球色)とがあるので、試しに2種類作ってみたいと思います。
回路図は凄く単純です。定電流レギュレータ(CCR)を入れただけです。いつもは抵抗を使うんですがCCRというのを試してみたくて。
●CCR (定電流レギュレータ)
パネルから本体を引き出してコネクタを外し、ユニットから黒いカバーを外します。
黒いカバーを外してみると、内部は外見よりも狭い感じ・・・縦37mm×巾17mmくらいしかありません(ノーマルバルブ形状で使うなら)
基板上へ多数SMDを配置して金具に直接配線するようにすれば明るさが稼げると思いますが
私はできるだけポン付けできるノーマル形式にこだわりたいので、明るさは程々にしたいと思います。
●ラゲッジランプ用LED(T10-37mm枕型) 製作
OptoSupply 3chipUltraFluxLED電球色、Vf:3.1V、If:60mA、26lm(90mA max) 、広角120°、色温度4000K、×4個。
今回も整流ダイオード(逆流防止)を入れます。スペースにゆとりがあるのでノーマルタイプのダイオードを使用。
枕型バルブの口金はLED通販サイトで売っている奴です、私は基板はユニバーサル基板から切出して使いましたが、
LED通販サイトでS8.5 Flux4LED基板というFluxLED4個用の専用基板が販売されてるので、そちらも便利。
基板は茶色く透けて見えないように白く塗装してやります。
組み立てます。今回もハンダ付けするだけという簡単な作業です。
LED2個を直列にしてやり、間を抵抗で繋げてマイナス側に整流ダイオードを接続、最後に口金へと出す脚(端子)をつけてやれば完成。
あとは、両端に口金を被せて先端部の端子をハンダ付けして固定すれば手製の枕型LEDバルブになります。
回路図は下記に掲載。
●試験点灯
車に付ける前に試しに点灯させてみると、まぁまぁの明るさ、ラゲッジスペースはそんなに広くないので、程々の明るさでも十分に
照らせそうです、あまり爆光過ぎても眩しいだけになっちゃいますし。
回路は、LED2個直列繋ぎ2列へ、それぞれ抵抗120Ω又は130Ω(1/2Wタイプ)を入れ、マイナス側に整流ダイオード(逆流防止)
を入れています。
私の場合は、1/2Wの120Ωの抵抗が無かったので、1/4Wの240Ωを2つ並列にして代用しています。
電流は車の電圧14.4Vの時で約63mA(120Ω)×2列。LEDバルブの消費電力は最大約1.8W。
●完成品
表側はなかなか綺麗に出来た感じ、裏は抵抗やダイオードが丸見えなのでちょっと酷いですが・・・
バルブの仕上がり寸法は36mm×16mmになりました。
ノーマルバルブの全長が37mmなので1mm短くなってしまいましたが、取り付けには恐らく問題は無いと思います。
むしろ巾がカバーの内寸ギリギリになっているので、そちらが少し心配でした。
●車のラゲッジランプへ搭載してみる
ノーマルバルブとツーショット。1mmしか差がないので、ほぼ同じ大きさに見えますね。
ラゲッジランプユニットへ取り付けてみると、どんぴしゃで納まりました。
ランプユニットをパネルにハメ込む前に、この時点で一度コネクタに繋いでみて、ちゃんと点灯してくれるかチェックします。
もしプラス・マイナスが反対になって取り付けていた場合は点灯しないので要確認です。
ラゲッジランプを点灯させた状態の比較です。左:ノーマルバルブ、右:自作したLEDバルブ。
LEDのほうが完全に明るくなってます。
色合いもルームランプ(マップランプ)と同じLEDを使っているので統一感があってgoodです^^
さて、お次はラゲッジスペースの照らされ具合を写真で比較してみましょう ↓
点灯させた時のラゲッジスペース内の比較写真です。 左:ノーマルバルブ、右:自作LEDバルブ。
ノーマルはかなり薄暗い、このヴィッツ(130系)には後席にルームランプが無いのでラゲッジランプだけじゃ全く光量不足。
自作LEDバルブに取り換えたらかなり明るく改善となりました。
比較のために置いたウォッシャー液のボトルがハッキリ写って見える^^
パネルの出張りが邪魔でランプの影になって暗い所がありますが、まぁこれはランプの位置の問題なので仕方ないですね。
関連記事>> ルームランプ(マップランプ)用LEDバルブ製作