自作LEDルームランプ (vitz-130系) OptoSupply UltraFluxLED

ヴィッツ ルームランプLED化(マップランプ)

LED化というと白色LEDっていうのが殆どですが、前にルームランプをLEDにした際
ワゴンRのルームランプ)の経験では、白色LEDは明るさは申し分ないのですが、
室内の雰囲気が寒々しく・・・こりゃ、私の趣味にちょっと合わないなと思ったので
電球色LEDをチョイス。
使ったLEDは激安ながら明るいというOptoSupply製(中国)のPowerFluxLEDです。
こいつでルームランプ(T10ウェッジ)バルブを作ります。
今回の電球色の色合いですが、普通の電球色よりも薄っすらとした電球色。
クリプトン球みたいな色?白色に近い感じの電球色になります。
明るさは最大26ルーメン(90mA)です。
中国メーカーは耐久性が心配ですが、壊れたら取り替えるつもりで割り切ります。


まずは、ルームランプ(マップランプ)のカバーを外して内部がどうなってるのか確認します。

ヴィッツ ルームランプ(マップランプ) ヴィッツ ルームランプ(マップランプ)2

カバーの外し方が解らなくて四苦八苦。
いろいろ弄くった結果、-ドライバーとかでカバーだけ外すのは無理な構造であることが判明して挫折、一旦諦め・・・ orz
諦めきれず後日、本体を強引に引っ張って天井との間に指を挟んで隙間を覗くと、カバーと本体が爪で固定してるのを確認。
ってことは本体を天井から丸ごと外さないとカバーは外せません。
写真の赤丸で囲んだ箇所に金具があります。こいつが本体を天井に固定しているとの情報を先駆者から入手。
本体を引っ張って天井との隙間から指を差し込んで、金具を奥にグイっと押し込むと、ガコっと簡単に外れました  (´・`;)ふゥ
 

●本体を取り外してカバーを外すと・・・

ヴィッツ ルームランプ(マップランプ)3 ヴィッツ ルームランプ(マップランプ)4

天井から本体を引き出してコネクタを外し、本体を取り出してカバーを外します。
あけてみると内部にはスペースに余裕がありますね。これならLED多灯方式で明るさを稼ぐのも簡単そうです。
電球のソケット部分は縦型配置になっていました。


●ルームランプ用LED(T-10ウェッジ) バルブ製作

自作LEDルームランプ T10バルブ 自作LEDルームランプ T10バルブ2

LEDは、OptoSupply 3chipUltraFluxLED電球色、Vf:3.1V If:60mA 26lm(90mA MAX) 、広角120°色温度4000K
ランプ一個に、LEDを3個使いました。LED4個でもいいのですが、3個のほうが直列で作りやすいので。
あとは抵抗と、整流ダイオード(逆流防止)を入れます。あとウェッジベース。ダイオードは省スペースなチップタイプを使用。
ユニバーサル基板はT字に切って使いました。べつに真四角でもいいのですが、なんとなくT字に・・・
基板はそのままだとカバーから茶色く透けて見えてしまうと思ったので、白く塗装しました。
 

 


 

自作LEDルームランプ T10バルブ3 自作LEDルームランプ T10バルブ4

組み立てます。ハンダ付け作業するだけで粗方完成。
各LEDを直列に繋いで、両端に抵抗と整流ダイオードを接続。そこにウエッジベースへと出す脚(端子)をつけて完成です。
あとは、そこに市販のウエッジベースを被せてやればLEDバルブになります。
マイナス端子側にはプラス側(抵抗器)と接触してショートしないように熱収縮チューブを被せてガードしています。
回路図は下記に掲載。

 

 

●完成品

自作LEDルームランプ T10バルブ5

ちょっと見てくれはあまり良くないですが、ルームランプのカバー付けたら外からは見えないのでOK。
T字の基盤は取り付けたときに、LED配置が写真の様に左右対称になるようにしています。
回路は、LED3個直列繋ぎに抵抗75Ω(もしくは68Ω)を入れ、マイナス側に整流ダイオード(逆流防止)を入れています。
車の電圧14.4Vの時で約60mAが流れます。消費電力は最大約0.86W。
電流を60mAにした理由は、販売店の推奨が60mAまでだからです。スペック上は最大電流90mAで26ルーメンとなっていますが
90mAだと発熱が結構あって寿命が縮みそうなので推奨電流に抑えています。

 

 

自作LEDルームランプ T10バルブ0 OptoSupply Flux LED

試し点灯しました。かなりの明るさで色合いも悪くない(´∀`)

右の写真は日亜 雷神の白色と電球色との色合いの感じの比較です。真ん中が今回使用したOptoSupplyのFluxLEDです。
写真では肉眼で見た色とちょっと違うく写ってしまうのですが、色合いの差のは判ると思います。
日亜 雷神-白色(b5)だと若干青っぽさが出ます(ランクb4なら純白)、ただ真っ白だと室内が冷たい雰囲気になりがちです。
かといって雷神-電球色では本当に電球っていう色をしていてオレンジっぽさが強調され過ぎる。
てことでOptoSupplyの電球色を採用。薄っすら独特な暖色をしています演色性も良さそうです。
 

 


 

●ルームランプに搭載してみる

LEDルームランプ ヴィッツ ルームランプLED

さて、作ったLEDバルブを取り付けてみます。とりあえず、片側だけに付けて比較写真を撮りました。
ノーマル電球(T10ウエッジ球)との色合いの差が分るでしょうか。
明る過ぎず丁度いいくらいに強化されたと思います。出力を抑え気味にしているFluxLEDが3つ、光源が大きいので
明るい割りにグレアが無く、光源が目に入った時の眩しい不快感はありません。

 

ヴィッツ LEDルームランプa ヴィッツ LEDルームランプb

カバーを外した状態で取り付けた様子はこんな具合です。まだまだスペースには余裕がありました。
右はカバーを取り付けて点灯させた状態。
ヴィッツのルームランプのカバーには左右に丸い集光レンズみたいなのがついてるんですが、大して意味が無いような
気がします。単なるデザインなんでしょうか。

 

ヴィッツ LEDルームランプc

点灯させた時の室内の雰囲気の比較写真です。 左:ノーマル球、右:自作LEDバルブ。
光の性質のせいか、電球はぼんやり、LEDはクッキリな印象。
ヴィッツは内装が黒っぽいので、写真だと思ったより差がハッキリ出ませんが、肉眼で見るとLEDの方が倍くらい明るく感じます。
真下に強く光を放つので、床まで明るく照らされて何か落し物してもすぐ見つけられます^^

雰囲気も狙い通り白色LEDの様な冷たい感じは無く、やんわりと暖かい色で悪くない。
関連記事>> ラゲッジランプ用LEDバルブ製作
 

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