●100円LEDナツメ球の改造編
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私が買ったのはLEDナツメ球の電球色です。実際に点灯すると黄色でした。
パッケージには0.5Wと書いてありますが明るさから判断するに0.5Wも消費してないでしょうね・・・すごく薄暗いです。
0.5WのLEDライトを持ってますが、実際0.5W LEDの光は直視できないほど激光です。
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改造するために分解します。
白色の光拡散キャップは本体にハメ込みになってるので、ラジオペンチで挟んで圧力をかけてやると
パコッっと簡単に外れます。
中にはLED1つ、基盤にダイオードが4つ。砲弾LEDが1個じゃ20mA流しても消費電力は0.06Wがせいぜい?
更に基盤を本体から引っ張りだしてみると、コンデンサと抵抗が入ってました。
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●ノーマル回路図 こんな感じの回路になってます。 コンデンサで電流制限し、ダイオードのブリッジで 整流しています。 整流だけで平滑コンデンサなしでLEDを駆動と いうのが何とも言えない100円らしさ。 LEDへの電流は測ってみると約12mAでした。 |
●というわけで、ここからLEDライトへ改造です。
ナツメ球なので、LEDは光に暖か味のあ電球色タイプで、汎用の5mm砲弾型LEDを使いました。
LEDは30,000mcdの超高輝度のもの、1個じゃ物足りない気がしたので3つ使います。
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LEDを3つを直列で使うので既存基盤のプリント配線を角ヤスリでゴリゴリやってほとんど剥がします。
そこに、3つ分のLEDの脚を通す穴をレイアウトして開けます。
砲弾型LEDはそのままだとスポットライトになってしまうので、集光レンズの部分を削ってカットして使いました。
カットしたレンズ部分の処理は、ヤスリで整えた後にコンパウンドで磨き上げてツルツルに仕上げてます。
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配線はこんな具合です。かなりお粗末ですが・・・ご愛嬌 ^^;
改造後の回路図はシンプル。コンデンサを2個並列にして、LEDは3個直列に繋いだだけ、あとはそのまま。
本当は回路にヒューズを入れると万が一の時に安全なのですが今回は割愛。
というか元の製品自体に保護回路が入ってないけど・・・
コンデンサは0.47μFが1個の時で12mA流れていたので、2個並列で電流は倍の24mAです。(周波数50Hzの地域)
増やす耐圧100Vコンデンサが手元になくて、もう1つ100円LEDナツメ球買って部品取りで使用。
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試しに拡散キャップなしでつけてみると、高輝度30,000mcdの激光で目が眩みましたw
明るさは良いですが、やはり頭に集光して光の拡散性が今ひとつ。
拡散キャップをつけてやると拡散性はよくなって全体を照らしてくれますが、光が若干減衰してます。
何とか実用に耐えるレベルに達せました。消費電力はVf3.4VのLED直列3個に24mA流してるので約0.25W。
今回、回路に整流後の平滑コンデンサが無いので、点灯してもLEDの明るさが十分生きてない可能性もあり
ますが、組み込むスペースが無かったので省略しました。
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●明るさの比較 左が、ノーマルの100円LEDナツメ球 右が、改造した超高輝度LED3灯ナツメ球
改造した奴のほうが普通の5wナツメ球より 色味も白に近くていい感じになりました。 改造費用は、100円LEDナツメを2個使って、 70円の超高輝度LED 3つ使ったので420円。 |