100円の懐中電灯を高輝度LED式に改造する

100円ライトをLED化①

ダ○ソーで購入した100円の電球式懐中電灯を高輝度LED式に改造します。
100円でLED式懐中電灯も売ってますが、明るさは値段なりといった感じ。
やはり折角LEDを使うならギラギラっと光ってないとね^^
ということで、超高輝度の砲弾型LEDを8灯つかって改造します。
改造する事で、普通の電球懐中電灯よりも明るいLEDイトを目指します。

レシピ

5mm電球色 Vf:3.2 If:20mA 22,000~30,000mcd, 15°×4
5mm白色 Vf:3.4 If:20mA 22,000~30,000mcd, 15°×4
3端子レギュレータLM317LZ定電流回路_2系統

●100円懐中電灯を8灯LED化

100円懐中電灯 リフレクターにはめこんだ

今回、改造に使ったのは100円の単一乾電池2本仕様の電球式懐中電灯。
乾電池2本で点灯する電球懐中電灯は結構薄暗い。物探しなどでは不便で不満が残るところです。

改造は電球部分を取り除いて5mm砲弾型の高輝度LEDを8個基盤につけてリフレクターにはめ込んでいます。
高輝度LEDの白色と電球色を各4つ、計8個です。
0.5W~1W級のパワーLEDを使えば効率的でハイパワーですが、高価なので今回は汎用の5mm砲弾LEDで我慢。

 

 

LED基盤 電源のリチウムイオン電池

LED基盤の様子、かなり雑です・・・^^; 適当の急造仕様なのでご愛嬌。
電源には、ジャンクで転がってたリチウムイオン電池(3.7V 2000mA)を2つ直列のものを用意しました。
あとは電流制限で20mAきっちり流したいと思うんですが、さてどうしようか・・・

 

 

LM317LZ 発熱対策でヒートシンクも設置

電流制限でお手軽なのはCRDですが、複数のLEDにきっちり20mA流すとなると大量にCRDが必要なので却下。
そこで便利なのが3端子レギュレータです。
簡単に狙った通りの電流制限ができて便利です。今回使ったのは小型なLM317LZ。
100mAまでの電流制限ができますが、流す電流が多くなると結構な発熱があるので、ヒートシンクも付けます。
今回はLEDのVf値をそろえて選んだLED4つを一組にして、80mAを流す回路を2系統作ることにしました。

 

 


 

 

●回路図
LED4つを並列に繋いだものにレギュレータで電流制限
して80mAを流しています。

その回路の2系統並列編成という単純な構成

並列に繋いだLED4つにドカンと電流を突っ込んでるので、
電流の偏りが無い様、LEDのVf値は測定してそろえて
あります。

 

 

点灯した様子 LEDの発光の様子

点灯させた感じはこんな具合です。
LED特有の光のラインと、綺麗なホワイト光がいい感じです。いかにも明るいぞっていう感触アリ^^
今回は白色LEDと電球色LEDを半々で使ってるので、白色LEDだけのライトにありがちな青白さは無く、純白光です。
電力消費は、Vf:3.4VのLED 8つに計160mA流し、レギュレータの損失を合わせて約1.1W。
レギュレータが電力の半分以上を食ってるので、ちょと非効率ですね・・・

 

電球とLEDの明るさ比較

●明るさ比較
今回の比較対照は、単一電池4本仕様の定番
の電球懐中電灯。
これと改造したLEDライトとを同じ距離から壁に

向けて照射してカメラで撮影しました。

電球の懐中電灯は照らしてる明かりにムラが
目立ち、集光部分だけがかなり明るい。
LEDライトは全体的にフラットに明るく照らし出し
ている感じで色味も綺麗です。
明るさ的には同レベルくらいには出来たかとな
と思います。

 

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