自作EPP飛行機 フォッカーD7

EPP_plane Fokker DⅦ 小型のスケール機に憧れて制作しました。
実は制作をスタートは08年の2月末です。完成したのは2010年の6月です…σ(^_^;)アセ
作業中断したり別の機体に浮気したりして色々ありましたがやっと完成した一品。

自作EPPフォッカーD7

ボディは全てEPP(3mm厚、主翼のみ2mm厚)
フィルム貼り

モーター: E MAX CF2812 brushless (KV:1500)
      + ACP6×4~ACP7×4
アンプ: Hobbywing Pentium-18A
バッテリー: hyperion 800mAh 2S~3S
受信器: CORONA_RS610II DSP 6chFM72Mhz
サーボ: GWS PICO‐STD*2、FutabaS3103*1、
      PowreHD1550A*1

wingspan 630mm×Length 500mm
全備重量:260g (HP 800mAh 2S時)
スロットル・エルロン・エレベーター・ラダー・フラップ

機首が短いので、重心合わせに苦労しました。この辺りがスケール機の嫌な所です。
それでいて尾翼がデカイとか胴体が太いとかで、テールのほうが重くなってしまい、前方を重たくする為に
機首辺りはメカがぎっしりです。
その為、バッテリーハッチが機首下の狭いエリアに押しやられメカ類のメンテナンス性も犠牲に・・・。
主翼リブ リブとスパー

複葉機なので上下に2枚翼がある訳ですが、上下で翼のサイズが違うのでリブは2種類を作らないとならずとても面倒。
なので翼型を簡単なフラットボトムで適当にしてしまいました。
しかもEPPシートの厚さを考慮しないで結構な厚みのリブで・・・失敗です頭上げ癖になるだろうに・・・。
プランクはいつものように予めEPPシートにフィルム貼ったもの。スパーは1.5mmカーボンロッドを上下へ2本組みで入れます。
また、上下翼とも胴体と連結の支柱を支持する為にバルサ&金具を埋めてます。

 

エルロンリンケージ 主翼完成

1サーボにトルクロッドで左右エルロンにリンケージするのが私的によく好むんですが、今回はエルロン毎にでサーボ2個。
取り付けは上翼の内部にはサーボを丸ごと内蔵してプランク。
後から底部のEPPを切り開いてホーンを取り付けエルロンリンケージしました。
上翼のみエルロンで下翼には無しで機動性大丈夫かな?とか思いつつ主翼が完成すると気力尽きてました。
 

胴体の制作スタート 尾翼の動翼サーボ

さて、胴体部分の作成に入りました。今回は重心の関係で機首辺りが混雑する予定なので、慎重に組み立てていきます。
尾翼の動翼サーボはギリギリまで前へ、場所が下翼の直上とメンテ不可能な位置へ・・orz
胴体素材はEPPで柔らかいので、上翼や脚とかの支柱の支持部として一部バルサを内部に貼って金具を埋め込み。
設計図段階が雑なまま制作スタートしてるので色々と現物合わせが多く・・・後悔の連続が続きます。
 

主要メカ載せ 水平尾翼接着

主要メカを配置して行きます。流石に4サーボだと配線がゴチャゴチャしてきましたよ。
この辺りから作り出した機体が小さ過ぎたなと思い始めましたが、もう先に進むしかありません・・・
水平尾翼の取り付けも設計図がいい加減なので、取付け角度が曖昧で水平器を使うハメに。
 

垂直尾翼 垂直尾翼塗装して仮組み
垂直尾翼の作成。
今回は珍しくラダーも搭載なのでラダーを作りました。ヒンジは未だマイブームが衰えないフロッピー使ったヒンジ。
小型機サイズの動翼でコイツよりいい動きする手軽なヒンジ素材は未だに見つかりません。
ヒンジが空けるので白スプレーで塗装後に鉄十字をビシッと入れました。仮組みしたら一気にフォッカーっぽくなったな~
 
エレベータサーボFutabaS3103 メカ類搭載の様子

エレベータサーボはFutaba S3103。いいサーボですがデカい重い値段高い。今回は重心合わせの為あえて使いました。
メカ室はちょうど上翼の下に位置していて、ダミーエンジンも乗ります。
なのでEPPで蓋してしまうともう何かトラブルがあっても開けてメンテナンスとか出来ません・・・(^^;)
配線のトラブルとかが出ないようにきっちり固定し、グラステープでまとめます。

 

 

 

主翼と胴体の連結 連結コンプリート

ついに上翼を胴体と下翼と連結するときが来ました。悩みの種がw
とりあえず、上下翼と胴体には支柱の取り付け支持部と取り付く為の金具を仕込んであるので、取り付け自体は問題なし。
ただ適正な位置へ正確に固定できるがが問題です。設計は煮詰めないとダメですね~
設計上、全部支柱の長さが決まってれば何事もないのですが、今回は治具を作って位置決めした常態で支柱を取り付け固定。
支柱は1.5mmカーボンロッド、熱収縮チューブで固定してあります。
 

脚部分の連結 タイヤとショック吸収ゴム

脚です。脚部分と胴体との連結も翼と同じくカーボンロッド。
カーボンなので着地時の衝撃でバキバキっと折れるんじゃないかという懸念がずーっとありました。
ショック吸収用にスプリングサス機構を付けようとも計画したんですが、スケール感を激しく損なうのと、重いので断念。
カーボンでなくピアノ線にしようかと思ったんですが、結局カーボンにしてタイヤシャフトをピアノ線にしてパイプに通して
間にクッションスポンジゴムを挟みました。ラフな着地での衝撃を吸収できるかは謎。
 

紙粘土製ダミーエンジン ダミーエンジン塗装

ダミーエンジンです。BMWⅢ水冷直列6気筒Egのつもりです。紙粘土ですが塗装したらそれっぽくなりました。
本来は作る予定なかったのですがフォッカーD7を調べてたうち、どうやらエンジンが外に剥き出しがデフォというのに気が付き
重心合わせにも良いなと思って作りました。
エンジンのディテールが判る資料が乏しかったので適当な部分が多々ありますが、雰囲気が出ればOK
 

ダミーエンジン搭載 紙粘土製パイロット君
ダミーエンジンを搭載した状態です。ダミーあったほうが確実にスケール機っぽい感じが引き立つので満足です。
ちょっとそれに味をしめて、パイロット人形も紙粘土でつくりました。
パイロットは適当に作ったら機体に対して小さ過ぎたのが失敗ですが、居ないとコックピットが寂しいので乗せています。
 

 

 

 

完成。カラーは赤一色が基調で白い帯へアイゼルネスクロイツ柄、簡単なカラーリングながらも結構ドイツ機って感じ
に仕上がったかなと思ってます。
カラーリングの参考にしたのはこちらのサイトに載ってた実機で、ディテールとか凄く参考になりました。
FokD7完成写真 FokD7完成写真
FokD7完成写真 FokD7完成写真
●フライト動画・フライトログ  

自作EPP飛行機 フォッカーD7初飛行 2010.07.04

今作は初の複葉機で重心がよく判ってない状態での
初飛行になり、風がほとんどない条件の日を狙って
いたら梅雨になり、曇り空の中を飛ばしました。
・・・曇空というか雲の中ですねw

頭上げ癖が強そうだと予想して、ダウン気味での飛行を
したんですが、それがドンピシャで良い感じで飛びました。
リポ2セルに7×4ペラでしたが、草をペラが叩くので今一
で、推力ももうちっと欲しい感じ。
上翼しかエルロン無いので効きが悪そうだと思って舵角は
最大でしたが、思ったよりエルロン効きが強すぎロールが
不安定でコロコロして落ち着きません。
小さい飛行機だから仕方ないのかも。

 

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