ブラシレスモーターについての情報をご紹介しています。

 

データとして静止推力の測定値を出していますが、使用条件によって静止推力はある程度上下すると思うので、目安程度としての掲載です。

※載せている推力と電流の値は、フルハイ状態にして10秒経過時の値となっています。

 測定には自作の器具を使用しました。本来は電源には安定化電源を使う方が正確なのでしょうが、持ってないので・・・・・

 推力値は運用に際して、ESC、Lipo、ケーブル、コネクタなどの諸条件で変わってくるはずです。

●使用したブラシレスモーターの批評と静止推力データ

 

Hyperion Z2205-34

KV:1520

 

重量:29g

シャフト:3mm

外径:27.7mm

とても綺麗な造りです、日本製のベアリングを使ってて

精度が高くてスムーズに回ります。

でも、ちょっと高価なモーターですので、コストパフォーマンス

は良くないです。

コスト:\5000程度

推力の実測値

Lipoセル
ペラ種類
静止推力
電流
 
2s
GWS7035
285g
5.5A
 
3s
GWS6050
360g
10.7A
異音有り 
3s
APC6×4
440g
9.6A
 
3s
GWS7035
520g
9.7A
 

※測定時の構成:Lipo:Hyperion1200mAh、ESC:Waypoint‐25A

 

Dualsky XM2812CA-27

KV:1780

 

重量:19g

シャフト:3mm

外径:28mm

綺麗な造りのモーターです、凄く軽く感じます。

回転音が静かなのが驚きました。

可変ピッチ用の中空シャフトを使っています。本体部分と

ペラアダプタが一体型なのが少し使い勝手が悪いです。

コスト:\4000程度

推力の実測値

Lipoセル
ペラ種類
静止推力
電流
 
2s
GWS6050
179g
5.4A
 
2s
GWS7035
205g
4.0A
 
2s
APC7×4
236g
5.6A
 
3s
GWS6030
322g
5.9A
 

※測定時の構成:Lipo:Hyperion800mAh、ESC:Waypoint‐25A

 

AX-1806N-2100

KV:2100

 

重量:19g

シャフト:3mm

外径:22.5mm

非常に安価なモーターですが、芯ブレもなくてスムーズに回ります。

特筆すべきは、配線が疲労で断線しないようにコイルと電線を繋ぐ部分に

基盤が設けてあり、丁寧な造りになってます。

コスト:\1300程度と安価

推力の実測値

Lipoセル
ペラ種類
静止推力
電流
 
2s
GWS5030
168g
3.8A
 
2s
GWS6030
210g
4.7A
 
2s
GWS6050
206g
7.5A
発熱
3s
GWS5030
295g
6.2A
 

※測定時の構成:Lipo:Hyperion800mAh、ESC:Waypoint‐25A

 

AX-1806N-2500

KV:2500

 

重量:19g

シャフト:3mm

外径:22.5mm

非常に安価なモーターですが、芯ブレもなくてスムーズに回ります。

造りはAX1806N2100と同様に親切設計。

6×3のペラであれば、こちらの方がハイパワーで使えます。

コスト:\1300程度と安価

推力の実測値

Lipoセル
ペラ種類
静止推力
電流
 
2s
GWS5043
206g

6.5A

 
2s
GWS6030
248g
7.2A
 
2s
GWS6050
224g
10.1A
発熱
3s
GWS4025
230g
6.5A
 

※測定時の構成:Lipo:Hyperion800mAh、ESC:Waypoint‐25A

 

コスモテックCT2211-2200

KV:2200

 

重量:18g

シャフト:2mm

外径:22.2mm

造りが綺麗で芯ブレもないです。凄く軽量です。

配線ケーブルに柔軟性が無く、モーターの付け根部分などが

疲労して断線し易い構造です。

扱いに注意するか、接着剤で補強するとよいと思います。

コスト:\2000程度

推力の実測値

Lipoセル
ペラ種類
静止推力
電流
 
2s
GWS4540
153g
4.5A
 
2s
GWS5043
186g
5.8A
 
2s
GWS6030
242g
6.3A
 

※測定時の構成:Lipo:Hyperion800mAh、ESC:Waypoint‐25A

 

 

HexTronik HXM2730-3000

KV:3000

 

重量:24g

シャフト:3mm

外径:27mm

自作したような見た目ですが、芯ブレもなくてスムーズに回ります。

ケーブルが根付近で疲労して断線しやすい構造です。

高回転型で、2sに小さいペラでも、かなりのパワーが出ます。

効率が良いのか10Aを超えても発熱しません。

コスト:\1500程度と安価

推力の実測値

Lipoセル
ペラ種類
静止推力
電流
 
2s
GWS4540
265g
9.5A
 
2s
GWS5043
320g
11.4A
 
2s
APC6×4
423g
15.5A
 
2s
GWS7035
485g
15.8A
  

※測定時の構成:Lipo:Hyperion1200mAh、ESC:Waypoint‐25A

 

GWS GWBLM001

KV:2160

 

重量:27g

シャフト:3mm

外径:28mm

小型機には丁度良いパワーとサイズで使いやすいです。

私の購入したモノは初期タイプで、精度が悪く芯ブレがあります。

なので回転音が煩く、振動もありますが、型番の最後にAがつい

ているモノは精度が高いらしいです。

コスト:\2000程度

推力の実測値

Lipoセル
ペラ種類
静止推力
電流
 
2s
GWS5043
200g
5.3A
 
2s
GWS6030
254g
5.8A
 
2s
GWS6050
256g
9.7A
 
3s
GWS5043
242g
8.9A
 

※測定時の構成:Lipo:Hyperion800mAh、ESC:Waypoint‐25A

 

EMAX CF2805

KV:2840

 

重量:28g

シャフト:3mm

外径:28.5mm

非常に安価なモーターですが、パワーがあり、芯ブレもないです。

ケーブルが硬くてモーターの付け根付近で断線しやすい構造です。

小型機は、ちょっとパワーが余る感じなので、持て余してます。

3sだと少し発熱しやすいです。

コスト:\1000程度と激安

推力の実測値

Lipoセル
ペラ種類
静止推力
電流
 
2s
GWS6030
305g
9.2A
 
2s
GWS7035
355g
11.1A
 
3s
GWS5030
393g
11.8A
 
3s
GWS5043
405g
12.9A
  

※測定時の構成:Lipo:Hyperion1200mAh、ESC:Waypoint‐25A

 

 

 

  

GWS GWBLM0020

KV:1050

 

重量:39g

シャフト:3mm

外径:28mm

低KV値でパワー型ですが、小型機には不向き気味・・・

私のは初期タイプで、精度が激悪で凄い芯ブレします。

なので回転音が煩く、振動もありますが、型番の最後にAがつい

ているモノは精度が高いらしいです。

コスト:\2000程度

推力の実測値

Lipoセル
ペラ種類
静止推力
電流
 
2s
GWS8040
226g
3.4A
 
3s
APC7×4
423g
6.4A
 
3s
GWS7060
452g
8.7A
 
3s
GWS8040
500g
7.3A
 

※測定時の構成:Lipo:Hyperion1200mAh、ESC:Waypoint‐25A

 

EMAX CF2812

KV:1534

 

重量:39g

シャフト:3mm

外径:28.5mm

安価なモーターです。CF2805より大きいのに値段が同じです。

綺麗に回り、芯ブレも殆どないです。

パワーがあってブンブン飛ばす機体に持って来いですネw

ただ、7×4以上だと少し発熱気味な気がします。

こちらもケーブルが付け根で断線しやすい構造してます。

コスト:\1000程度と激安

推力の実測値

Lipoセル
ペラ種類
静止推力
電流
 
2s
APC7×4
343g
7.9A
 
3s
APC6×4
455g
9.7A
 
3s
GWS7035
510g
9.2A
 
3s
APC7×4
635g
14.3A
 

※測定時の構成:Lipo:Hyperion1200mAh、ESC:Waypoint‐25A

 

GWS EDP-50XC

KV:?

 

重量:17g

シャフト:1.5mm

外径:12mm

定番の小型ブラシモーター。

小さくて軽いくせ、そこそこのパワーを発揮するので使いやすいです。

最大負荷が良く判りませんが、恐らく2Aあたりまでだと思われます。

過負荷気味だとブラシが焼けてパワーダウン。

コスト:\1000程度

推力の実測値

Lipoセル
ペラ種類
静止推力
電流
 
2s
GWS3020
61g
2.0A
 
2s
GWS3030
55g
2.4A
 
2s
GWS4025
75g
2.7A
過負荷気 
       
 

※測定時の構成:Lipo:Hyperion800mAh、ESC:GWS ICS-100

 
 

 

 

 

 

●モーター静止推力の測定に用いた装置

ずーっと愛用してる簡易でシンプルな測定方式で行いました。

そして、今回は手持ちの10Aまでしか計れないデジタルテスターでは役不足なのでWatt's Upなる装置も用意してます。

 

●自作の静止推力測定器
●電流測定用のWatt's Up Ver2
自作推力測定器   watt's up

いたって簡単、推力で電子秤を押すという古典的な方法です。

今回は、カーボン支柱と金物固定という頑強な構造になっていて、構造を

細くして周りに空気抵抗が少ないよう留意しています。

吸気抵抗に配慮して土台からペラまでの高さは25cm程度を確保。

電源ラインは14AWGを使用、モーターとアンプは20AWG。

バッテリー選定には電流データは絶対欲しいので正確に測れるモノを

用意しました。リトルベランカさんにて購入。

接続抵抗・消費電流がとても少ないので、パフォーマンスに影響を与え

ないらしいです、が・・・少々高価だったです。

0~100A(精度0.01A) 0~60V(精度0.01V)

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