マイクロサーボ(micro servo)について。

私が入手したサーボについて、使用感や気が付いた事などをご紹介しています。

 

●私の持っているサーボの使用感です。

 

Futaba S3103

サイズ:21.8*11*19.8mm

重量:9.5g、トルク:1.2kg、スピード:0.11s/60°

マイクロサーボとしては、若干重いです。

重めですが性能が素晴らしいです。

動きが非常に滑らかで、細やかなな動きをします。

お勧め度★★★☆☆

 

 

GWS PICO-STD

サイズ:22*9.5*15.5mm

重量:5.4g、トルク:0.7kg、スピード:0.12s/60°

W-060と同程度の性能で、使いやすいです。

若干な差ですが、トルクやスピードの面では、

W-060が優秀でしょうか。

お勧め度★★★☆☆

WAYPOINT W-060

サイズ:22*10*23mm

重量:6.0g、トルク:0.8kg、スピード:0.11s

小型電動に最適で、使い勝手に優ています。

価格も求めやすく、性能もなかなか優秀、

とりあえずコレ選べば間違いなし。

お勧め度★★★★☆

 

PowerHD HD-1550A

サイズ:21*11.6*20.1mm

重量:5.5g、トルク:0.8kg、スピード:0.12s/60°

マイクロサーボの価格破壊品の一つでしょうか。

激安ですが悪くないです。まずまずの性能ですが、

動きは、W-060やPICO-STDに比べて、やや雑目。

お勧め度★★★☆☆

 

WAYPOINT W-038CL

サイズ:15.5*7.5*19mm

重量:3.8g、トルク:0.7kg、スピード:0.11s/60°

非常に軽量でコンパクト。その分性能が犠牲に

なってる気がします。動きも雑でカクカク。たまに

ピクつきやニュートラル位置が曖昧になる事も。

お勧め度★☆☆☆☆

 

 

GWS PICO+BB

サイズ:22.8*9.5*19.8mm

重量:6.2g、トルク:1.05kg、スピード:0.16s/60°

PICOサーボのベアリング付きバージョン。

トルクがやや強めですが、やや重めです。

引き込み脚等、力が要る部分に使用してます。

お勧め度★★★☆☆

Tahmazo TS-1002

サイズ:17.7*8*21.6mm

重量:4.7g、トルク:1.1kg、スピード:0.14s

値段が高めですが、小型で軽量で高性能です。

とても軽くてスマートですが、トルクもあり、動き

も滑らかでS3103並に繊細に動作します。

お勧め度★★★★★

 

 

EM 4.3g

サイズ:19*8*26mm

重量:4.3g、トルク:0.5kg、スピード:0.12s

ワンコインで購入できる超激安サーボです。

動作の感じはPowerHDと同じ程度。

ニュートラル位置が曖昧気味なので難有。

お勧め度★★☆☆☆

 

Arced D541BB

サイズ:19*8*26mm

重量:4.4g、トルク:0.6kg、スピード:0.09s

低価格で小型のデジタルサーボです。

デジタルサーボは初めて使いますが、とても

滑らかで正確に動きます。ベアリングも入って

て、品質も悪くないと思います。

お勧め度★★★★★

 

   

 

 

 

 

サーボの動作比較ムービー(1.92Mb)

同じ操作で、それぞれの動きの違いを見比べてみました^^

使用した受信機はCORONA RD820II、バッテリーはリポ3S750mA、アンプはWaypoint W-EBLESC-25

全てのサーボを同チャンネルにハーネスで繋ぎ、最大舵角で動作。

左から双葉S3103、TahmazoTS-1002、WaypointW-038CL、W-060、PowerHD_HD-1550Aです。

動画ではフレーム数の関係で判りにくいですが、実際はS3103の滑らかさが際立っていました。

TS-1002もなかなか滑らかです。Waypoint W-038CLは、動きが最悪です。

 

 

サーボに流れる電流値を測定してみました。

※サーボの動作は、全て最大舵角で振り切り状態で動かしています。激しく動作は、素早く動かした状態です。

※無動作以外の電流が曖昧なのは、デジタルテスターの値が激しく変動するからです。値は動作させた時、大体の最小値からピーク値を示しています。

 

無動作時

無負荷でゆっくりと

動作させる。

無負荷で激しく

動作させる。

負荷100gでゆっくり

動作させる。

負荷100gで激しく

動作させる。

無動作時、負荷をかけ

ジジジ・・・と小さく鳴る

Waypoint W-060
5.4mA
70~100mA
140~160mA
80~120mA
150~180mA
60~90mA
PowreHD 1550A
6.0mA
40~60mA
90~110mA
60~100mA
130~150mA
80~100mA
Tahmazo TS1002
3.0mA
20~40mA
90~100mA
40~60mA
90~120mA
70~90mA
ArcedD541BB4.4g 2.5mA 40~60mA 80~100mA 80~110mA 100~130mA 50~60mA
EM 4.3g 6.4mA 30~50mA 80~95mA 70~100mA 90~120mA 40~60mA
GWS PICO-STD 4.2mA 80~100mA 140~160mA 100~140mA 170~200mA 60~80mA
futaba S3103
4.3mA
40~60mA
150~200mA
70~120mA
180~280mA
100~120mA

 

どうやらサーボは、大きく素早く動かした時に電流が多く流れ、負荷がかかると更に多くの電流が流れるみたいです。

動作の移動量が少なければ、電流も少ない結果となりました。

小型で軽量なTahmazoTS1002は、高性能な上に電流も少なく低消費電力の、とても優秀なサーボですね。

デジタルサーボArced D541は、同クラスのEM4.3とあまり電流値は変化なかったです。若干デジタルサーボが多く流れてるかな~という程度。

やはりfutaba S3103等の大きいサーボは電流も多く流れ、電力の消費も激しいです。

 

 

●引き込み脚に組み込んだGWS PICO+BBの動作時の電流も測定しました。

※引き込み脚はGWS GW-RG-MMで、零戦52型に組んだ状態のものです。サーボスロー等は使わずの動作です。

 

無動作時

脚を出した時

脚を引込んだ時

動作終り状態で

ジジジ・・・と小さく

鳴っている

ホイルカップ内に

異物を入れ、引込み

動作の途中停止

引き込み動作の

開始初めに手で

押え、途中停止

GWS PICO+BB
4.1mA
160~180mA
150~180mA
40~60mA
70mA
410mA

 

予想通り、引き込み脚を動作させるのはサーボにとって負担が大きいようで、多く流れています。

引き込み脚が動作途中で半端に停止すると、電流が流れ続けるというのは確かでした。しかし動作する角度が残りどれだけ残った状態で止まるかで

流れる電流量が違ってくる結果になりました。

今回の実験だと、ホイルカップ内に異物が挟まって1cmほど手前で止まるくらいなら、70mAと僅かな電流しか流れませんでした。

この程度の状態なら途中で脚が止まってもBECの負担増大→アンプがオートカット→ノーコンという事にはならないと思います。

正し、動作初めの角度が多い状態でロックすると400mAを超える過大な電流が流れる事が判りました。これだとサーボ自体が壊れそうですが・・・^^;

 

 

 

 

WAYPOINT W-038CLのガチャつく不具合。

私の購入したW-038CLは、悲しいことに4個買って、4個全部がガチャつきやニュートラルが曖昧になる症状を起こしています。新品なのに~(T_T)

裏フタの緩みで起きるガチャつきは、フタが緩まないようにテープで固定すれば改善するようですが、私のはそれでも一向に改善しませんでした。

どうやら根本的に不良っぽいのですが、1個¥1800円以上したサーボなので、諦めず直すことにしました。

まず、裏フタを開けてみます。

突起が溝にハマッてるだけなので、そーっと引張ると簡単に取れます。

この裏フタが緩むとガチャつきが酷くなったり、回り放しになります。

開けると中からモーターと、制御基盤が出てきます。

ICチップの横にある茶色の丸い部品がポテンションメーターです。

 

サーボの主軸の下側に凸があり、これがポテンションメーター

の溝にハマッて回る事で角度を検出してるみたいです。

で・・・このポテンションメーターがどうやら不具合の犯人らしい。

ドライバーでそっと捻ると、動かしたりニュートラルに出来ますが

部品にガタがあり、振動や圧力差だけで微妙にズレが出るみたい。

ガチャつきは、サーボ自体の振動でポテンションメーターがガタつ

いて、角度の検出が上手くいかない為のような気がします。

 

そこでガタを除去する事にしました。振動や衝撃で簡単にガタつかない

ように3Mプラスチック用接着剤をポテンションメーターの周りに塗ります。

上面に接着剤が付かないように注意しつつ、脇を固めます。

プラスチック用接着剤はゴムみたいにある程度は伸び、この部品には

完全に接着しないので、ポテンションメーターの動きが多少渋くなる

だけです。

機能に支障をきたさず、ガタつきは大分軽減されると思います。

瞬間接着剤では、ガチッと固まってオシャカでしょう。

接着剤が固まったらフタを閉めます。裏フタが緩まないように、

グラステープで固定すれば完了。修理成功率は、3/4でした。

ガチャつきは殆ど無くなりましたが、相変わらず動作が雑な感じです。

動き方は若干滑らかになりました。

 

余談ですが、この横に張ってあるシールは、いったい?・・・品質表?

何かをチェックした記しなのか、青ペンでマーキングしてあります。

私の持ってるW-038CLは、06と3か4にマークされてました。

後に、製造年月日らしい事が判明致しました。

 

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